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常連さん

連休明けから今日まで、団体予約が23も入っていました。
そのほかにも、飛び込みの団体さまやら小グループやら。
ボランティアの皆さまのお力を借りながらの運営です。
ありがとうございます。

愛知県のTさんは当記念館の常連さんです。
元義勇軍で御年90歳。いや、91歳?
開館前からご支援いただいておりまして、
しょっちゅう電話もかかってきて、
たまに無理難題も言われ・・・、頭をかかえ・・・、
でも憎めない、かなり強引で豪快なおじいちゃまです。

そのTさん、今日は今年2回目の来館でした。
「自分で考え行動することを学ぶために若い人たちにここに来てほしい。
俺たちは何も知らずにだまされたんだから。」

シベリア抑留の後、引き揚げてきたTさんには帰る家も迎えてくれる家族もなく、
お寺の軒下で雨露をしのいでいた時期もあったといいます。
その後、大変な努力をされ事業を成功させます。
現在は家業を息子さんが継ぎ、お孫さんもその道の大学に入ったとのこと。
そんなお家安泰のTさんが思いを寄せてくださるのがここなのです。

「満州の地に眠る同胞たちが、千の風になって記念館に来ているよ。」
Tさんには本当に見えるのかもしれません。

「ありがとー」と、いつもの締めの言葉で奥さまと帰って行かれました。

Tさん、また来てね。
# by kinen330 | 2014-05-12 18:41

情報

父親が関東軍で奉天(現瀋陽)に住んでいたという男性が来館されました。
終戦時3歳だったそうです。
「情報が早く伝わってきたんだね。私たち家族は終戦前に朝鮮半島に南下し
漁船を手配して9月の初めには日本に帰れたんだよ。」

泰阜村の開拓団が日本の敗戦を知るのは9月2日。
それまで満州の荒野を逃げ惑っていました。
# by kinen330 | 2014-05-10 18:33

想像力

「おかしなことには異議を唱えられるようにしていきたい」と
感想メッセージに書いていってくれた人がいました。
現在公務員のTさんです。
満蒙開拓。世が世なら公務員は推進側です。
あの時代、私だったらどうしただろう。
想像力が過去を現在に引き寄せます。
同じ過ちを繰り返さないために、
今の自分にできることは何か・・・。
Tさんの決意と覚悟にエールを。
# by kinen330 | 2014-05-09 18:48

再会

「あぁ、何十年ぶりだねぇ・・・」
名簿の名前をさすりながら肩をふるわせ泣く姿に
こちらまで泣けてきました。

昭和4年生まれのこの女性は、連休最後に、
県内の安曇野から来た団体のお客さまのうちの一人でした。

国民学校高等科で同じ教室に席を並べて学んだY君。
「私の方が成績が良かった」と、思い浮かべる顔はもちろん少年の顔のY君なのでしょう。
卒業式を待たず、満蒙開拓青少年義勇軍として旅立っていきました。
終戦後、満州で亡くなったと聞いていました。
『長野県満州開拓史』の名簿には
チチハルの避難民収容所で栄養失調で死亡、となっていました。
そして、名簿の名前に手を合わせ、バスに乗り込んで行かれました。

私の中学時代の同級生がそのような目に遭っていたら・・・。
そんなことを想像してみて、また泣けてきました。

記念館は、時間と空間を越えて、亡き人と再会する場でもあるようです。
# by kinen330 | 2014-05-06 18:09

地下水脈

ゴールデンウィーク後半初日。

大きな重たいリュックを背負ったご夫婦が神戸から来てくださいました。
「登山ですか」と聞いてしまいましたが、ナント、ここが目当てでした。
ありがとうございました。

「一度来たかったんです。すばらしい記念館ですねー。」
こんな言葉をかけてくださったのは、元出版社勤務のおじさま。
「満州国」前後の歴史にもお詳しそうでした。
資料の充実、がんばります。


“地下水脈をつなげていく”と表現された人がいました。
同じ思い、志を持つ人々をつなぎ、広げていく・・・。
じんわりと、社会の力になることを信じて。
# by kinen330 | 2014-05-03 19:19

満蒙開拓平和記念館の非公式ブログ。記念館にまつわるよもやま話を綴ります。


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